読書:屍人荘の殺人(しじんそうのさつじん)         今村昌弘(いまむらまさひろ)

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著者の今村さんは、岡山大学医学部保健学科を卒業後、放射線技師として働きながら小説を書き続け、29歳で勤めを辞めて執筆に集中、2017年、『屍人荘の殺人』で第27回鮎川哲也賞を受賞したそうです(出典:Wikipedia)。まず、このキャリアがすごいです。29歳で放射線技師やめて小説家になれます?偉いです。

そしてこの本の内容は、神紅大学(しんこうだいがく)ミステリー愛好会のメンバーである葉村譲と、「神紅のホームズ」を自称するミステリ愛好会会長の明智恭介は、同じ大学に通っていて警察にも協力して難事件を解決している「探偵少女」剣崎比留子(けんざきひるこ)に誘われ、同じ大学の映画研究会夏合宿に参加することになる。しかし、その映画研究会はいわくつきで知られていた(出典:Wikipedia)。というものです。

ここからネタバレありの感想です。

この作品はホラーと推理小説の合体という新しい形の小説という評価がされており、第18回本格ミステリ大賞受賞しています。一言でいうと私にはあまり響きませんでした。自分がホラーがあまり好きでないためかと思いますが、やはり現実的でなさすぎて、実感がわかないというか、あまりおもしろくなかったです。と言っても、推理の部分はよくできていて、ちゃんと最後まで読みました。新しい分野に挑戦することの意義は、プロの作家さんの中での評価は高かったんでしょうね。

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